夏休みは家族でプール・遊園地・水族館・映画館と出かける機会が増える。しかし、2026年6月時点の調査では、夏休みの家族レジャー費は4人家族で平均8〜12万円にのぼるというデータもある(生命保険文化センター「生活保障に関する調査」参考)。
筆者(小林)は三児の母で、物販時代に月商400万を達成した一方、在庫地獄で月15万の倉庫代を払った経験がある。あの頃から「お金は稼ぐだけじゃなく、出ていく方も管理しないとダメだ」と痛感している。今回は、レジャー費を最大半額にできる具体的な割引手段と併用テクニックを、入手先まで含めてまとめた。
株主優待でレジャー施設を30〜50%オフにする方法
結論から言うと、レジャー関連の株主優待は「自分で使う」だけでなく「金券ショップ・フリマで買う」のが最もコスパが良い。株を保有していなくても割引の恩恵を受けられるからだ。
2026年6月時点で、主なレジャー系株主優待は以下のとおり。
- 東京都競馬(大井競馬場): 東京サマーランドの入園券が株主優待でもらえる。100株(約5万円前後)保有で招待券2枚。通常の1日券が大人3,600円(税込)なので、2枚で7,200円分
- 富士急行: フリーパス優待券。100株保有で1枚、通常大人6,200円(税込)のフリーパスが無料になる(富士急行 株主優待ページ)
- 東映: 映画招待券。100株保有で年間12枚(毎月1枚)。通常料金1,900円(税込)×12枚=年間22,800円相当
- 東急不動産HD: 東急ハンズや東急スポーツシステムの施設優待券、リゾートホテル宿泊割引など
- サンリオ: サンリオピューロランドの入場券。100株で3枚、通常大人4,900円(税込)×3枚=14,700円相当(サンリオ 株主優待)
株を持っていない場合でも、メルカリやヤフオク、街の金券ショップで株主優待券を購入できる。たとえばサンリオの優待券は1枚2,000〜3,000円前後で出品されることが多く、正規料金の40〜60%で入園できる計算だ。
注意点: 優待券には有効期限がある(多くは半年〜1年)。夏休み直前の7月は需要が高まり価格が上がるため、6月中に入手するのがおすすめだ。また、転売禁止の優待券もあるため、券面の注意事項は必ず確認しよう。
福利厚生サービス(ベネフィット・ワン/リロクラブ等)で家族レジャーを割引にする
会社員であれば、勤務先が契約している福利厚生サービスを使わない手はない。2026年6月時点で主要な福利厚生サービスの割引内容は以下のとおり。
- ベネフィット・ステーション(ベネフィット・ワン): 約140万件のメニュー。映画館(TOHOシネマズ・イオンシネマ等)が1,300〜1,400円(税込、通常1,900円から約26〜32%オフ)。遊園地・テーマパークは施設により10〜50%オフ
- リロクラブ(福利厚生倶楽部): 全国の水族館・動物園・プールの入場料が10〜30%オフ。宿泊施設は最大50%オフのプランもある
- WELBOX(イーウェル): レジャー施設のほか、宿泊補助金(1泊あたり3,000〜5,000円)の制度がある企業も多い
自分の会社がどのサービスを導入しているかは、社内イントラや人事部に確認すれば分かる。うちの場合、子ども3人を連れて水族館に行くと入場料だけで大人2人+子ども3人で8,000円を超えるが、福利厚生の割引を使えば5,500円程度で済む。年間3〜4回使えば1万円近い節約になる。
会社員以外でも使える方法: 個人でもベネフィット・ステーション プライベート(月額330円・税込)に加入できる。月1回でもレジャー施設を使うなら元が取れる。また、dエンジョイパス(月額550円・税込)もレジャー割引が充実している。
JAF会員割引で使えるレジャー施設と割引率
ロードサービスのイメージが強いJAF(日本自動車連盟)だが、実はレジャー施設の割引が非常に充実している。年会費4,000円(税込、入会金別途2,000円)で、家族も含めて全国約47,000カ所の施設で優待が受けられる(2026年6月時点)。
夏休みに使えるJAF割引の具体例:
- 映画館: イオンシネマで一般1,900円→1,300円(税込、約32%オフ)。家族4人なら2,400円の節約
- レジャープール: 東京サマーランド・としまえん跡地プール・ナガシマスパーランド等で入場料5〜20%オフ
- 水族館: 鴨川シーワールド、新江ノ島水族館、海遊館など大人料金が200〜500円引き
- 遊園地: 那須ハイランドパーク、よみうりランド等でフリーパス200〜500円引き
- 飲食店: レジャー帰りに使える。ガスト・バーミヤン等すかいらーくグループで10%オフなど
JAF会員証は会員カードまたはJAFスマートフォンアプリで提示する。家族会員(年会費2,000円・税込)を追加すれば、配偶者も同じ優待を受けられる。
つまり、年会費4,000円に対して夏休みだけで元が取れるケースが多い。ロードサービス目当てですでに加入している人は、レジャー割引を使わないともったいない。
自治体発行クーポン・プレミアム商品券の入手法
意外と見落とされがちなのが、自治体が発行するプレミアム付き商品券やレジャー割引クーポンだ。
プレミアム付き商品券: 多くの自治体が毎年夏前〜秋にかけて発行しており、10,000円で12,000〜13,000円分の商品券が購入できる(プレミアム率20〜30%)。レジャー施設が加盟店に含まれていれば、実質20〜30%オフでレジャーを楽しめる。
入手のポイント:
- 発売時期: 多くの自治体で5〜7月に抽選受付・販売開始。自治体の広報紙や公式サイトを6月中にチェックするのが鉄則
- 申し込み方法: ハガキ・Web抽選・先着順など自治体ごとに異なる。居住地以外の自治体の商品券は原則購入不可
- 使える施設: 加盟店リストは自治体サイトで公開されている。地元のプール・スポーツ施設・映画館が含まれていることが多い
子育て世帯向け割引: 東京都の場合「子育て応援とうきょうパスポート」を提示すると、都内の協賛施設で割引・特典が受けられる。他の都道府県にも同様の制度がある(内閣府「子育て支援パスポート事業」で全国の制度を検索可能)。
自治体クーポンは他の割引と併用できるケースもある(後述の併用テクニック参照)。まずは住んでいる自治体の公式サイトで「プレミアム商品券」「子育て割引」を検索してみよう。
割引を併用して節約額を最大化する3つのテクニック
ここまで紹介した割引手段は、うまく組み合わせることで節約額を最大化できる。ポイントは「施設の入場割引」と「決済時の割引」を重ねることだ。
テクニック1: 福利厚生割引+クレジットカードのポイント還元
福利厚生サービスで割引チケットを購入する際、還元率の高いクレジットカードで決済する。たとえばベネフィット・ステーションで映画チケット1,300円を購入し、還元率1.5%のカードで決済すれば、実質1,280円程度。通常1,900円→1,280円で約33%の節約になる。
テクニック2: 株主優待券+自治体プレミアム商品券
テーマパークの入場に株主優待券を使い、園内の飲食・お土産にプレミアム商品券を使う方法。入場料と園内消費の両方を割引にできる。たとえば富士急ハイランドのフリーパス(6,200円)を優待券で無料にし、園内飲食3,000円をプレミアム商品券(実質2,300円)で支払えば、合計9,200円→2,300円と大幅に削減できる。
テクニック3: 事前Web予約割引+JAF割引の比較選択
多くの施設が公式サイトでWeb事前予約割引を提供している。JAF割引と公式Web割引を比較し、より安い方を選ぶのが基本だ。施設によってはWeb割引の方が大きい場合もある。どちらか一方しか使えない施設が多いため、窓口に行く前に両方の割引額を確認しておこう。
シミュレーション: 家族4人(大人2人+子ども2人)で水族館に行く場合
- 通常料金: 大人2,500円×2 + 子ども1,200円×2 = 7,400円
- 福利厚生割引(20%オフ)適用: 5,920円
- クレカ還元(1.5%): 実質5,831円
- 節約額: 約1,570円(約21%オフ)
これを夏休みに3〜4回繰り返せば、5,000〜6,000円の節約。さらにプレミアム商品券を併用できる施設なら、1回あたりの節約額はもっと大きくなる。
FAQ
株主優待券を金券ショップで買うのは違法ではないですか?
違法ではありません。ただし、券面に「転売禁止」「譲渡不可」と記載されている優待券は使用できない可能性があります。購入前に券面の注意事項を確認し、有効期限内のものを選びましょう。
福利厚生サービスは家族も使えますか?
多くの福利厚生サービスでは、会員本人の同伴家族も割引対象になります。ベネフィット・ステーションやリロクラブでは、チケット購入時に家族分もまとめて割引価格で購入できるケースがほとんどです。詳細は各サービスの利用規約を確認してください。
プレミアム商品券はいつ発売されますか?
自治体によりますが、多くは5〜7月に受付開始です。自治体の広報紙やWebサイト、LINE公式アカウントで告知されるため、6月頃からこまめにチェックしましょう。売り切れが早い自治体もあるため、早めの申し込みが重要です。
JAF会員割引と他の割引クーポンは併用できますか?
原則として、JAF割引と他の割引券は併用不可の施設が多いです。ただし「入場割引はJAF、飲食割引はクーポン」のように対象が異なる割引は併用できるケースがあります。施設に事前に問い合わせるか、公式サイトの注意事項を確認しましょう。
レジャー費の節約で一番効果が大きいのはどの方法ですか?
利用頻度が高い施設の株主優待券を金券ショップで入手する方法が、1回あたりの割引額では最も大きくなりやすいです(30〜50%オフ)。ただし、幅広い施設で使える福利厚生サービスの方がトータルの節約額は大きくなることが多いです。
参考文献
- JAF会員優待サービス — 日本自動車連盟
- ベネフィット・ステーション — ベネフィット・ワン
- 子育て支援パスポート事業 — 内閣府
- 株主優待制度 — サンリオ
- 株主優待情報 — 富士急行